JaSPONについて
設立の背景と経緯
2019年4月11日(木)、小売、消費財メーカー、NGOなど18社/団体は、パーム油生産における環境面などさまざまな問題を解決することを目指し、日本市場における持続可能なパーム油の調達と消費を加速させるため、「持続可能なパーム油ネットワーク(ジャスポン)」を設立しました。
生産国の問題
世界で一番利用されている植物油であるパーム油は、インドネシアとマレーシアの二カ国に世界全体の生産量の約85%が集中しています。これらの国々では、パーム油を生産するために、1980年代以降、アブラヤシ農園の開発が急速かつ大規模に進められてきました。その結果、熱帯林の破壊や泥炭地開発に伴う大量の温室効果ガス排出など環境面の問題だけではなく、農園における強制労働や児童労働といった人権問題も指摘されています。
消費国の責任
これらの課題解決の一助とすべく、パーム油の消費国として日本の果たす役割は大きく、業界の垣根を超えてメンバーが協働しつつ、それぞれの立場でも取組を推進することが重要と考えています。JaSPONメンバーは、今後、多くのステークホルダーがプラットフォームに参加し、持続可能なパーム油の調達と消費の促進に向けて協働することを期待しています。
組織図
2023年4月現在、JaSPONの目的に賛同した、持続可能なパーム油の調達または使用に取組む、45の法人または団体が参加しています。
会員は、会員相互の情報共有、意見交換、その他の活動を通して、RSPO認証の持続可能なパーム油の調達と消費を産業界全体に促すことを目的に活動しています。
※なお、会員企業・団体の活動や製品等について掲載している内容は、会員企業・団体から提示されたものであり、JaSPONにてその妥当性を確認しているわけではございません。内容に関するお問い合わせは、会員企業・団体までお願いいたします。
概要
組織名 | JaSPON 持続可能なパーム油ネットワーク |
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所在地 | 神奈川県横浜市中区太田町6-72-1-703 株式会社シーエーティ内 |
問合先 | jaspon@catcorp.jp |