2023年12月1日

花王は創業以来、人々のこころ豊かな暮らしの実現をめざしてきました。2019年からは経営にESGの視点を導入し、豊かな共生世界の実現に向けて取り組んでいます。

花王は、事業が自然資本に依存していることを認識し、持続可能な天然資源の調達に取り組んでいます。特にパーム油・パーム核油は、花王の主要製品である洗剤やシャンプーなどに使用される界面活性剤の主要原料であり、最も重要な天然資源と位置づけられています。

花王は、トレーサビリティの確認、森林破壊モニタリングを実施するとともに、2007年にはRSPOへ加盟し、持続可能なパーム由来原料の調達を進めています。またインドネシアでは、現地のパートナー企業と協業し、独立小規模パーム農園への支援、グリーバンスメカニズム（苦情処理メカニズム）の運営を行っています。独立小規模パーム農園支援「SMILEプログラム」では、生産性、安全性向上のための教育、RSPO認証取得支援を通じて、花王が使用する原料を生産している農園における、持続可能なアブラヤシ栽培を支えています。

花王は、実際にアブラヤシを栽培している現場との対話を通じて、人権、環境保全、安全や資源保護などに配慮した持続可能なパーム由来原料の調達を推進してまいります。