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公益財団法人世界自然保護基金ジャパン
WWF Japan
コラム
インドネシアにおける小規模農家支援プロジェクト
2024年2月1日
WWFジャパンは、パーム油の持続可能な生産と消費を目指し、生産国であるインドネシアにおいては持続可能性を担保するための農家支援を、消費国となる日本では様々な企業や団体と協力しながらRSPOを活用した持続可能なパーム油の調達を推進しています。
パーム油の生産現場を見てみると、生産量の約4割を担う家族経営の小規模農家は、特定の企業と売買契約を結んでおらず適切な販路が確立できていない、良い苗の入手方法や、栽培・収穫方法など基本的な情報と知識が不足するなど、資金的・技術的な課題を多く抱えています。
その結果、生産効率の悪さをカバーしようと、収穫量を上げるために農園を拡大し、各地で森林破壊が引き起こされてきました。ボルネオ島西カリマンタン州メラウィ県も、こうした問題が深刻化している地域の1つです。そこで、WWFジャパンはWWFインドネシアと共に、この地域の農家と地方政府、双方への働きかけを2018年から開始。小規模農家の人々を集めた組合を作り、パーム油の生産を持続可能なものに切り替えてゆく活動を進めてきました。
西カリマンタン州メラウィ県での取組みはこちら
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/4339.html
スマトラ島リアウ州での同様の取り組みはこちら
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/3838.html
基礎情報:パーム油の問題とは?私たちの暮らしと熱帯林の破壊をつなぐもの
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/2484.html
冊子:持続可能なパーム油の調達とRSPO
https://www.wwf.or.jp/activities/data/20180516_forest01.pdf